
“暴かれたダブルフェイス!宿命が導く、頂上決戦ミステリー!!”
漆黒の夜、警察庁にスパイの女が侵入、公安警察の安室透が駆けつけるが、女は車で逃走する。だがそこへ現われたFBIの狙撃手・赤井秀一が放った弾丸により、車は橋の下へと転落して行った。翌日。リニューアルオープンした東都水族館へとやって来たコナンたちは、記憶を失った女性と出会う。彼女の目が左右で色の違うオッドアイであることを知った灰原は、女性が黒ずくめの組織のNo.2“ラム”ではないかとおびえるが……。

シリーズ
名探偵コナン シリーズ
映画館で観た。冒頭のカーチェイスで完全に持っていかれた。開始5秒でアクセル全開。首都高を赤井と安室と謎の女がぶっ飛ばす。コナン映画史上、最も暴力的なオープニングだったと思う。
赤井秀一と安室透が同じ画面にいる。それだけでもう、ファンとしてはチケット代の元が取れている。この二人の因縁、原作を追いかけてきた人間にはたまらない。観覧車の上で拳をぶつけ合うシーン、あれは少年漫画のぶつかり合いそのもので、理屈じゃなくて血が沸いた。
キュラソーという女性キャラクターが、この映画だけで完結する存在なのが切ない。黒の組織のメンバーでありながら、記憶を失って少年探偵団と過ごすうちに、人間らしさを取り戻していく。ベタだ。ベタなんだけど、あの観覧車のシーンを見せられたら何も言えなくなる。彼女が最後に選んだ行動、あれは記憶が戻ったからじゃない。子供たちと過ごした時間が、身体に刻まれていたからだ。
観覧車が暴走して街に転がり落ちるクライマックス。もうめちゃくちゃだ。でもコナン映画のクライマックスはめちゃくちゃでいい。赤井がライフルで狙撃して、安室がヘリで突っ込んで、コナンがサッカーボールを蹴る。全員が全力で、全員がかっこいい。こういう映画を観に来たんだ、という満足感がある。
黒の組織が本格的に動く劇場版は久しぶりで、あのピリピリした空気が全編に張り詰めていた。ジンの冷徹さ、ベルモットの不気味な微笑み、組織が画面に映るだけで空気が変わる。日常回のコナンとは別物の緊張感。
映画館を出た時、まだ心臓がバクバクしていた。冒頭からラストまでずっとアクセルを踏みっぱなしの映画。息をつく暇がなかった。でもその中にキュラソーの物語がちゃんとあって、ただ派手なだけでは終わらせない。コナン映画として、最高の一本だった。
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高山みなみ
Conan Edogawa (voice)
監督
脚本
櫻井武晴
音楽
大野克夫
上映時間
1時間52分
ステータス
Released
公開日
2016-04-16
日本公開日
2016-04-16
興行収入
約14.9億円($10M)
製作国
日本
制作会社
TMS Entertainment, TOHO, V1 studio, Shogakukan, Yomiuri Telecasting Corporation, Nippon Television Network Corporation, Shogakukan-Shueisha Productions