
平成22年(2010)、殺人事件などの時効が廃止され、未解決のまま終わらせることが許されない時代になった。全国各地の警察には、「未解決事件」を担当する部署が設置されている。日本全国に大きな衝撃を与え、今なお生々しい記憶を残し、しかも多くの謎と課題を社会に突きつけたままの「未解決事件」を徹底的に追跡・検証し、未来へつながる教訓を探る。
File.01 グリコ・森永事件
「未解決事件」の第1弾は、3回シリーズ「グリコ・森永事件」です。江崎グリコ社長を誘拐して現金と金塊を要求した犯人は「かい人21面相」を名のり、企業・メディアに脅迫状や挑戦状を送ります。「グリコ・森永事件」の第1回は、NHKの記者の取材メモや警察の内部資料から初めて事件をドラマ化し、事件発生から「キツネ目の男」の登場までを描きます。
File.02 オウム真理教 17年目の真実
「未解決事件」の第2弾は、化学兵器で無差別テロを引き起こした「オウム真理教」。オウムはなぜ暴走したのか、無差別テロを止められなかったのか、ドキュメンタリーと実録ドラマで迫ります。2011年12月、逃走中の信者が出頭して事件は再び注目され、番組放送後に特別手配の信者2人が逮捕されました。第1回は、極秘テープや元幹部の新証言を基に、教団崩壊までを実録ドラマで描き、教団が暴走した原点を探ります。
File.03 尼崎殺人死体遺棄事件
住宅の床下や海中から次々と遺体が見つかった「尼崎殺人死体遺棄事件」。複数の家族が監禁され、暴力や虐待の果てに少なくとも8人が死亡、3人が行方不明となっている。首謀者とされる角田美代子元被告は逮捕後自殺。事件解明に大きな壁が立ちはだかっている。番組では、事件の原点となったある家族の崩壊を徹底検証。なぜ多くのサインがありながら、命を救うことができなかったのか被害者たちの証言からひもとく。
File.04 オウム真理教 地下鉄サリン事件
オウム真理教が起こした「地下鉄サリン事件」から20年。日本の中枢を狙った化学兵器による無差別テロは、世界を震かんさせた。麻原彰晃ら13人の死刑が確定したが、今も多くの謎が残されている。なぜオウムは事件を引き起こしたのか? テロを防ぐことはできなかったのか? 警察とオウムの水面下の攻防や、サリン拡散のシミュレーションなどをもとに「3・20」を立体的に再現。未曽有の事件が突きつける課題を見つめる。
溝端淳平
File.05 ロッキード事件
田中角栄元総理大臣が逮捕された「ロッキード事件」。米ロッキード社が自社の民間航空機の売り込みをめぐり、日本の政財界に巨額の賄賂をばらまいた前代未聞の疑惑が浮上。金を受け取った政府高官は誰なのか?事件の背後に潜む「昭和の怪物」と言われた黒幕とは?そして21億円もの金の行方は?今回、捜査の最前線にあった東京地検特捜部の“極秘資料”を入手し、知られざるロッキード事件の舞台裏を「実録ドラマ」で描く。
File.07 警察庁長官狙撃事件
日本中に大きな衝撃を与えた事件を徹底検証、未来への教訓を探るシリーズ「未解決事件」。第7弾は、1995年に発生した警察庁長官狙撃事件をひもとく。警視庁はオウム真理教の犯行と見て捜査を進めたが事件は未解決に終わった。時効後、真犯人を名乗る男からNHKあてに手紙が送られてきた。その男はいったい何者なのか。独自に入手した大量の資料と取材から日本を震かんさせた凶悪なテロ事件の真相に迫る。
File.09 松本清張と帝銀事件
1957年、「点と線」や「眼の壁」など次々とヒット作を手がけ日本中に名を轟かせ始めていた松本清張(大沢たかお)。次なる題材として注目していたのが12人が毒殺された「帝銀事件」だった。逮捕された画家・平沢貞通(榎木孝明)は真犯人ではないと疑いを抱いた清張は、文藝春秋編集長の田川博一(要潤)と共に独自に取材を開始。やがて警察が軍関係者を追っていた事実を突き止め、事件の底知れぬ闇へと分け入っていく―。
File.10 下山事件
“戦後史最大のミステリー”として、 いまなお多くの謎につつまれる占領期最大の未解決事件「下山事件」。 今回、その闇が明らかになるー。
シーズン11

弁護士ビリー・マクブライド