
“私の名は…”
家族に金を残したい―。ガンで余命宣告された冴えない高校の化学教師が、元教え子と組みドラッグ精製と売買に手を染める。
見始めたら最後、もう止まらなかった。気づけば全シーズンを一気に駆け抜けていた。こんな体験は、なかなかできるものではない。
冴えない高校の化学教師が、余命宣告をきっかけにメスの製造に手を染めていく。この設定が恐ろしいほどリアルだ。誰だって、もし明日死ぬと知ったら、今まで飲み込んできた本音や、押し殺してきた野心が溢れ出すかもしれない。ウォルター・ホワイトの変貌は、どこか他人事とは思えない生々しさがある。
平凡な中年男が、家族のために、そしていつしか自分自身のために、裏社会の帝王へと変わっていく。それはまるで、日々の生活に埋もれたすべての夢を爆発させるかのようだ。最初は同情し、やがて応援し、そしていつの間にか恐ろしくなる。その感情の変化こそが、このドラマの真骨頂だった。
純粋なエンターテインメントとして、これほどのドラマは他に見たことがない。ウォルター、ジェシー、ハンク、ガス、マイク。登場人物の一人ひとりがあまりにも強烈で、全員がスクリーンに焼きつくアイコンになっている。こんなことは、普通のドラマではまず起きない。
そして何より、この物語には「もしも」のリアリティがある。もし自分が余命を宣告されたら。もし自分に隠れた才能があったら。もし一線を越えてしまったら。その「もしも」が絵空事ではなく、本当に起こり得ることとして迫ってくるから、画面から目が離せなくなる。
間違いなく名作だ。一話目を見たら最後、全部見届けるまで止められない。そういう作品だった。
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シーズン1
ベテランプロデューサー、ヴィンス・ギリガンとマーク・ジョンソンの制作によるドラマ。主人公のウォルターは冴えない高校の化学教師だが、自身が末期がんに冒されていることを知った後、新しい人生に目覚める。かつては成功を嘱望される化学者だったウォルターだが、今はやる気のない高校生に授業を行うかたわら、洗車のアルバイトをして家計を助ける身。妻のスカイラーは、eBayでの売買でほどほどの稼ぎを得ていた。息子のウォルター・ジュニアは17才。意志の強い若者だったが、脳性まひに苦しんでいた。家族に残せるものがほとんどないことに気がついたウォルターは、新しい人生の目的に目覚め、愛する家族に財産を残すため犯罪に手を染めていく。

シーズン2
第2シーズンでは、ウォルターの下した決断が次々と連鎖反応を引き起こす。その対応に追われるウォルターは、ジェシーともどもシビアな事態に巻き込まれていく。膨らむ疑惑、高まる危険。さらなる自暴自棄に追いやられるウォルター。賭け金はどこまでつり上がるのか。家族を守るため、ウォルターはどこまで深入りするのか。彼の壮大な計画は、果たして制御不能に陥ってしまうのか?

シーズン3
反省のない“どこにでもいる男”、しかし「ハイゼンバーグ」を名乗るようになって大物の貫禄を身につけたウォルター(ブライアン・クランストン)。自暴自棄な夫、家族に財産を残そうとしている父親、アルバカーキのドラッグ取引の重要人物。いくつもの人格の裏側で葛藤するウォルター。崩壊寸前の家族。情け容赦ないドラッグカルテル。危険がエスカレートしていく一方で、その複雑な世界から彼はますます抜け出せなくなっていく。

シーズン4
第3シーズンの終盤で、ジェシーは姿をくらまし、マイクに追われることになった。ウォルターはウォルターで、ガスに見逃してもらうため一世一代の交渉に出た。死を免れるため必死のウォルターは、自分とジェシーを救う案を思いつく。昔、研究所の助手だったゲイルの殺害である。この案によって、ジェスは銃を片手に持ってゲイルの家に向かうことになるが、一方のウォルターはスーパーラボで人質になる。第4シーズンでは、ウォルターとジェシーは、プライベートと仕事の両方で予期せぬ事態への対処を余儀なくされる。緊張が高まるなか、ウォルターは雇い主であるガスと対決することになる。どちらも引き下がるつもりはないし、双方とも後戻りはできない。また、ウォルターは妻のスカイラーとも新しい関係を築かなければならない。スカイラーはウォルターとの関係修復を模索する一方、彼の金をクリーンにするためマネーロンダリングに執着するようになる。

ファイナルシーズン
ガスが残した証拠を消すためにウォルター、ジェシー、マイクは新たな協力関係を築く。ソウルのコネで隠れ工場を拠点にメス精製を再開する。一方で、ガスとウォルターのビジネスを知る9人の所在を突き止めるためリディアを脅迫する。リディアは自らの命を守るためにメスの原料を提供する。大きなオペレーションを運営するため、隠れ精製工場を提供するトッドを新たな仲間に加えるが、トッドとその叔父であるジャックがウォルター達の運命を大きく左右することに。スカイラーは家族の身の危険を感じ子どもたちをハンクとマリーに預ける。
音楽
デイヴ・ポーター
ステータス
Ended
製作国
アメリカ
制作会社
Sony Pictures Television, High Bridge Productions, Gran Via Productions