22作品

警視庁物語 逃亡五分前
1956-02-18
深夜の深川でタクシー強盗殺人事件が起った。巧妙な手口から犯人を常習犯と睨んだ警視庁捜査一課の長田、宮川の両刑事は、遺留品を手掛りに柳橋に飛び、農林省官吏須見に嫌疑がかかるが、彼の情婦由美の言葉から、白マスク、革ジャンパーの男が犯人と推定されるに至った。だが、この事件が解決を見ないうちに、続いて新橋で同一手口による新事件が発生し、今度は運転手の屍体が見つからなかった。

警視庁物語 魔の最終列車
1956-03-08
夜明け前の東京を目指す東北本線上がり貨物四二六列車。最後尾の郵便貨車の中では3名の乗務員が郵便物の整理に励んでいた。

警視庁物語 追跡七十三時間
1956-12-11
午前1時過ぎのガソリンスタンドに一台のタクシーが滑り込んだ。当直の勤務員には馴染み深い運転手であった。運転手はいつになく口数が少なく、ガソリンが満タンになると支払いを済ませてまた車を駆って去って行った。当直員は折巣に入って帳簿整理にかかる。彼は走り去った筈の今のタクシーがヘッドライトを消してまた静かにスタンドに近付いてきたことを知らない。数分後、銃声が響く。血だるまの死体を残して、タクシーは闇の中に消えて行った…。

警視庁物語 白昼魔
1957-02-19
斬新なスリルと迫力が好評の『警視庁物語』シリーズ第4作。夜の赤坂で、自動車窃盗が出没。今回狙われたのは、56年型黒セダンで、持ち主の外国人紳士が射殺された。捜査本部は、二手に別れて犯人が乗り捨てた車の検証と、殺された外国人の婚約者の訊問を進めていった。調べを進めるうち、盗まれた車は大阪方面で売捌かれているとの情報を得て、関西にも特別捜査指令を出した。広範囲にわたる捜査の末、捜査陣は事件解決へと辿りつくことができるのか?

警視庁物語 上野発五時三五分
1957-08-28
オートレース場で大穴が出た瞬間、サラリーマン風の男がガックリと倒れる。群衆を掻き分けて、警視庁捜査一課が遺体の検証に乗り出す。目撃者を尋ねても、観衆が熱狂していた中での出来事であり、何ら手掛かりがなく、証拠品は、手製拳銃による銃弾代わりのパチンコ玉と長田部長刑事がスタンドの隅で拾った焼け焦げた手拭いの端切れのみ。捜査一課は大穴の賞金を払い戻した怪しい男を探り当てる。ダフ屋の池本雄一という男だった。急遽、雄一のヤサに踏み込むが、タッチの差で取り逃がしてしまう。そして、雄一の立ち寄った呑み屋から山村刑事らが指紋つきのコップを押収していると、突如背後から私製拳銃の銃弾に曝され、長田刑事が撃たれてしまう。

警視庁物語 夜の野獣

警視庁物語 七人の追跡者
1958-06-10
『警視庁物語』シリーズ第7作。マンホールの底に漂う未亡人の他殺体をめぐり捜査第一課が大都会の八方に飛ぶ。女の扼殺死体が、マンホールから発見された。警視庁捜査陣は、直ちに捜査を開始した。被害者の身許は、マネキン人形製造会社の事務員。26才、子持ちの未亡人で会社の給料を銀行から受取りに行ったまま、行方不明になった。会社の同僚は被害者がオパールの指輪をしていたというが、銀行の事務員は、ヒスイの指輪をしていたという…。

警視庁物語 魔の伝言板
1958-06-22

警視庁物語 顔のない女
1959-02-18

警視庁物語 深夜便一三〇列車
1960-01-27
汐留駅の倉庫の片隅に、荷主、荷受人ともに不明のジュラルミン・トランクが一つ光っていた。腐敗臭がひどい。開けると、女の死体が出た。死体の目からはコンタクト・レンズが摘出され、解剖の結果、絞殺死、年齢三十歳前後、肋膜を患ったことがある等が判った。トランクの発送先が大阪天王寺駅であったことから、トランク詰殺人事件捜査本部は東京と大阪に設置された。天王寺駅でトランクを受附けた者の証言では、二十五、六歳色白の男が、野球帽の少年を伴い、リヤカーで運んで来たという。さらに、梅田駅の倉庫係の証言によれば、色白の男が隅田川駅から梅田駅に到着したトランクを引取りに来たこと、そして同じ日に、やはり色白の男が天王寺駅から汐留駅にそのトランクを送っているという。タクシー運転手の口から、重いトランクを茶臼山の近くまで運び、茶臼山に遊ぶ野球帽の少年がリヤカーを貸し、トランクを天王寺駅まで運んだことも判った。殺された女の身許が判明した。草間文子といい、化粧品セールスのため関西に出張するといい、行方不明、過去に肋膜を患い、銀行預金五十六万円を持っていた。が、そのうち五十四万円が引出されていた。二十五歳位の色白の男によってだ。長田部長刑事、山形刑事は、隅田川駅へトランクを運んだ男を挙げた。隅田館というアパートから二十五歳位の男に頼まれて運んだという。隅田館に踏みこんだ時には、その男は姿を消していた。管理人の話では、男は吉村春夫といい、化粧品セールスの女が出入りしていたという。吉村の友人から、花山あや子という恋人がいたことも知った。あや子のアパートに張込みを続け、逃亡寸前の彼女を捕えた。吉村とともに、九時三十分の東京駅発、筑紫号で博多へ逃亡を企てたのだ。待合せ場所は熱海。すでに列車は熱海を出ている。あや子を忘れられない吉村は、上り列車に乗っていることが分った。終着駅東京で、吉村は捕えられた。

警視庁物語 血液型の秘密
1960-06-07

1957-12-22
暗黒の夜空に広がる断末魔の絶叫!顔を見られたスリは、時々恐ろしい殺人凶行に出るものである。無残に横たわる惨殺死体をめぐって、警視庁捜査陣は俄然色めき立ち、悲嘆にくれる被害者の妻子の身辺はもちろん、現場付近の聞き込みに万全を期すとともに、草の根を分けて現場の検証に乗り出した。その結果、被害者のものと思われる血糊のついた財布を発見。さらには女物の財布やイヤリングなどが見つかる。女物の財布は男娼が以前掏られたものと判明、男娼の証言で胡麻塩頭のスリの存在が浮かび上がってきた。だが翌日、胡麻塩頭の男は轢死体となって発見された―。
警視庁物語 聞き込み
1960-06-21
老婆・松本うめが捜査第一課へ現れ、靴屋を営む息子・石川平作が突然行方不明になったと訴えてきた。後日発見された身元不明の溺死体は、老婆の依頼する平作と判明。さらに、平作が所有する駅前の土地が何者かの手によって売却されていた。